産後に骨盤が歪む原因は？

なぜ？産後に骨盤が歪む原因は、妊娠中にでる「リラキシン」というホルモンの影響と出産により、産後のママの骨盤はかなり緩んだ状態になります。

また、産後の家事・育児の姿勢の影響から骨盤周囲の筋肉に負担がかかる事で硬くなることで産後は骨盤が歪みやすい状態になります。

骨盤が歪んだままの状態が続くと、腰痛や恥骨痛・股関節痛などの身体の不調がでてくることも考えられます。

本記事では、産後の骨盤の状態と自宅で誰でもできるセルフケア方法をお伝えしていきます。



骨盤矯正はいつから？いつまで？

産後骨盤矯正に適した時期は、正常分娩の場合は産後一ヶ月から、帝王切開の場合は産後二カ月ころからが理想です。

出産直後はから産後一カ月ころまでは、子宮が急激に収縮し、下がった内臓の位置も元の位置に戻ろうと身体の変化が大きい時期になります。
ですので、産後直後はすぐに骨盤ベルトなどで締めることにフォーカスしすぎると悪露の正常な排出を妨げたり身体の回復を遅らせてしまうことも・・・

産後一ヶ月は身体を休めることを優先することが大切だと言われています。

ですが、お身体の状態にもよりますが産後3週間ほどからは軽めにストレッチなどを行うといいですよ。（産後直後から無理をすると、尿漏れ・腰痛・股関節痛・産後うつ・更年期障害などの産後トラブルを引き起こすことも・・・）

詳しくは↓↓の動画から



自分で出来る簡単なストレッチ方法は↓↓
産後2週間ほどは、赤ちゃんのお世話、食事、などの最低限の生活動作以外は、あまり身体を動かさずにゆっくりと休息して、3週間ほどからは、少しずつ身体を動かしていく事で骨盤周りの筋肉を使うことでトラブル回避に繋がります。



産後の骨盤ケアは産後6ヶ月頃までが理想

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産後6ヶ月頃までが骨盤矯正を行う目安となっています。

この時期を過ぎると、骨盤周囲の関節や靭帯も固くなりあなたが期待する効果は時間が必要になってきます。

産後直後は安静を優先し、その後一ヶ月後ほどから骨盤が閉じやすい産後6ヶ月頃までが骨盤矯正の効果が出やすい時期になります。

※産後6ヶ月を過ぎても効果は得られることもあります。当院にも産後二年ほど経っても産後のトラブルが解消されずにお越しになられた方もいらっしやいます。

産後に開いた骨盤が戻らないとどうなる？




骨盤が妊娠前に戻らない状態が続くことで、身体のラインが崩れ筋肉や靭帯の動きが妊娠前と変わってしまう事も・・・
また、産後は妊娠中にお腹の筋肉が伸びてしまう影響や妊娠後期から動きが小さくなることにより筋力低下を起こしてしまっている場合が多く脂肪の燃焼する効率が落ちることで、妊娠前の服が履けなくなってしまったり、体重が戻りづらくなったりと悲しいことが起こってきます。

その他に腰痛・肩こり・むくみ・冷え・不妊・尿漏れなどのトラブルに繋がるリスクが出てきます。


産後の骨盤矯正とは？

そこで大事になってくるのが、産後の骨盤矯正です。
妊娠中のホルモンの影響や出産を通して緩んだ骨盤を正しいポジションに矯正することが大切になってきます。
ですが骨盤矯正だけすればいいわけでは、ありません。

妊娠中の姿勢や産後の家事や育児の姿勢によって固くなった筋肉・下がってしまった内臓の位置の調整を同時にすることが大切になってきます。
出産はダイエットや体型改善する絶好のチャンスになりますよ。

産後の骨盤を元に戻す方法は様々ですが、一般的には、整体・ストレッチ・筋トレ・ガードルや骨盤ベルトなどがあります。

産後骨盤矯正の効果は？

骨盤が正しい位置にもどると身体の中心の筋肉（インナーマッスル）がはたらくようになります。その結果、姿勢が良くなり歩きやすくなることで筋肉がついてくるようになり代謝が上がり消費するカロリーが増え痩せやすくなります。

※骨盤矯正とエクササイズをすることで早い効果が得られます。そのため当院では、骨盤の矯正、内臓・筋肉の調整を行いエクササイズを行っています。

帝王切開でも骨盤矯正は必要？

帝王切開では赤ちゃんが骨盤内を通っていない為、骨盤矯正は必要ないと思っていませんか？

帝王切開の場合でも、骨盤は10ヶ月もの間に骨盤周りの靱帯を緩めるホルモン【リラキシン】の影響を受けています。
ですので、骨盤が開いたり、ズレたりしやすい緩んだ状態は通常分娩と同じになります。
つまり骨盤矯正が必要ないわけではないということです。

ただし、産後の回復時期が遅くなるため骨盤矯正を始める時期は通常分娩のママさんよりは遅めになります。（産後二カ月ごろから）

早めに骨盤を戻したいと焦る気持ちがあると思いますが、まずは、身体を休めることを優先し、身体の回復を待って少しずつ骨盤矯正を取り入れていく事をお勧めします。

※回復の経過は個人差が大きい為、自己判断は禁物。担当のお医者さんや助産師さんに聞くことをオススメします。