今までは頭痛を感じたことがないのに、産後になってから頭痛に悩まされるようになった、なんてことはありませんか?
ズキズキしたり、頭が重たくなったりする頭痛はつらいですよね。産後は家事・育児に追われているのに今はやめてって感じですよね。
それなのにあまりに頭が痛くて、酷いと横にならずにはいられないくらい、つらい思いをしてしまうことも…。
そんなふうに産後に頭痛を起こしてしまうのは、必ず原因があります。
まずは産後にどうして頭痛を起こしてしまうのかということについて、診ていきましょう。
考えられる理由は、たくさんありますが細かく見ていきます。
ちなみに頭痛にも種類があり、大きく分けると『片頭痛』と『緊張型頭痛』に分かれます。
原因によって対処法を変えなくてはならない場合もありますので、どちらに分類されるのか知ることは大切です。
こめかみ、目の周りなどがズキズキと痛む頭痛です。痛みをまるで鼓動しているように、ドクンドクンと感じたりすることもあります。ひどい時は吐き気を伴うこともあります。
片頭痛は、女性に多く見られる症状です。なんと男性より約三倍もなりやすい、ともいわれています。
産後ではなかったり、妊娠していない時期でも、普段から天気が悪い日や低気圧の時に頭痛が出てくるという方もいるのではないでしょうか?
どうして女性に多いかというと、女性ホルモンによる影響があるためです。
頭のまわりを、ぎゅうっと締めつけられているように感じられる頭痛です。
緊張型頭痛は、ストレスからも起こると言われています。
片頭痛は女性に起こりやすいとお伝えしましたよね。
先程、それは女性ホルモンの影響であると少しだけ解説しましたが、もう少し詳しく見ていきたいと思います。
片頭痛には、女性ホルモンの一種である『エストロゲン』のバランスが大きくかかわっています。
しかし、出産を終えるとこのエストロゲンは減ってしまいます。
それだけではなく、ホルモンバランスが乱れた状態になりますので、血管が拡張しやすくなり、そのために片頭痛が起こりやすくなります。
では、緊張型頭痛の原因はなんなのでしょうか。
産後のお母さんは、骨盤のズレや開きが強く出て身体への負担が出やすいと言えます。
妊娠すると、お母さんの体は赤ちゃんを迎え入れるために、骨盤の靭帯などをゆるめて骨盤を広げます。
出産しておなかから赤ちゃんがいなくなっても、骨盤はすぐに元には戻りません。
骨盤が元通り戻るまでは、ぐらぐらと不安定な状態になっています。なので骨盤が歪みやすくなっているのです。
体が歪むと血流が悪くなるため、頭痛を引き起こしやすいとされています。
頭痛は『片頭痛』と『緊張型頭痛』に大きく分けられますが、もちろんほかの原因がかかわっていることもあります。
どのようなものが考えられるかどうか、見ていきましょう。
産後に貧血になるというお母さんは多いのです。貧血を引き起こすのには、たくさんの原因が考えらえれます。
まずは、出産時に大量に出血したため。お母さんが思うよりもずっと、出産時には大量の出血があります。
そこから鉄分不足に陥り、貧血になってしまうのです。
母乳育児のお母さんは、授乳による貧血もあり得ます。母乳は血液から作られます。また、赤ちゃんも鉄分を必要としています。
血液中から鉄分が失われやすい状態ですから、貧血にもなりやすいというわけです。
そのほか、疲労がたまっていたり睡眠不足など、貧血を起こす原因はたくさんあります。
赤ちゃんは数キロありますし、授乳や寝かしつけなど、常に赤ちゃんを抱っこして姿勢の崩れが原因で肩に負担がかかってしまうため、ご自身の姿勢にも気を付けることも大切です。
無理な体勢や過ぎる負担で肩こりになった場合、血行が悪くなってしまいます。
頭痛には脳の血管が収縮したり、また広がったりすることで起こるものがありますので、その原因になりやすいのです。
自分で出来る肩こり改善方法は↓↓
産後のお母さんは、慢性的にといってもいいほど睡眠不足になりがちです。
昼も夜もなくお母さんを起こす赤ちゃんですから、夜もゆっくり寝られないでしょう。
この睡眠不足も、頭痛の原因になりえますので、赤ちゃんが寝てる間は家事も大切ですが一緒に休むことが大切です。
赤ちゃんはかわいらしいですし大切な存在ですが、育児は楽しいばかりではないものです。
どうしてもストレスを感じてしまうこともあるでしょう。
「悩みすぎて頭が痛い」という言葉どおりに、そのストレスから頭痛を引き起こしているパターンです。
では、頭痛を感じたときはどのように対処すればよいのでしょうか?
片頭痛と緊張型頭痛によって違う点がありますので、まずは片頭痛から見ていきましょう。
冷やすことで、血管の収縮を促す効果があります。
首には太い血管が通っていますから、首に濡れたタオルをあてて冷やすと効果的です。
カフェインは広がった血管を収縮させてくれます。
片頭痛は、血管が広がることで起こるのでしたね。つまり、広がってしまった血管を収縮させることで抑えることが見込めます。
カフェインは主にこのようなものに含まれます。
ただし、母乳育児をしているお母さんは、カフェインを制限している場合もあるかもしれません。
片頭痛の改善には、マグネシウムを必要量摂取することが、ひとつあげられます。
マグネシウムは、このような食材に含まれます。
片頭痛に悩む人はマグネシウムが慢性的に不足していることが多いため、積極的に取りたいものです。
次に、緊張型頭痛の治し方についてです。片頭痛とは真逆の方法を取ることで改善されたりもします。
片頭痛とは逆の方法です。緊張型頭痛は血管が収縮して起こるのですから、片頭痛の対処とは逆に、あたためてあげると良いでしょう。
同じく首に、この場合はあたたかいタオルをあてます。首の血管からめぐる血によって、体があたたまるでしょう。
また入浴は、血管の収縮になっている強張った筋肉や体をほぐして、リラックスできることも見込めます。
ストレスの解消にも良いですね。
ただし産後一ヶ月は入浴をやめるよう、指導されると思います。浴槽に浸かるのは、お医者さんのOKが出てからにしましょう。
筋肉がこわばっていることが原因ですから、筋肉をほぐしてあげれば血流を良くすることができます。
軽いストレッチなどで体をほぐしましょう。
ただ、産後は激しい運動をするのはやめておいたほうが良いでしょう。
ゆっくりおこなえるものを選びましょう。
オススメの運動は↓↓
体が歪んでしまわないように、広がった骨盤と姿勢・内臓の位置を元のをきれいな形に戻すことも大切です。
骨盤ベルトを利用する、骨盤に効果のあるヨガなどをする、また整体に通うなどして、骨盤ケアをしてあげてください。
自宅で出来る骨盤エクササイズ方法は↓↓
片頭痛、緊張型頭痛どちらの場合も、頭痛が起こってしまったら心がけたいことをお話しします。
自分に合った対処法を見つけて、早く頭痛とサヨナラしたいですよね。
頭痛を起こしてしまうと体を動かすのもつらくなりますから、ゆっくり休むのが一番です。
また、産後はなにかと疲れが出やすいものですから、そういう意味でも体がつらいと思ったら休みましょう。少しお昼寝をするのも良いですね。
頭痛を起こしてしまったときには、部屋を暗く、静かにして、横になってじっとしているのがおすすめです。アイマスクなどを使うのも良いでしょう。
周りからの刺激を遮断してじっとすることで、体も休まりますし、心も安定することと思います。
ストレスから頭痛を起こしている場合もありますので、どうしても感じてしまうストレスを定期的に発散させるようこころがけましょう。
たまには、ご主人や実家のお母さんなどに赤ちゃんを見てもらい少しの時間でも気分転換をするのもいい方法です。
最後に、頭痛が起こったときに注意したいことについてお話しします。
片頭痛や緊張型頭痛であった場合は、自分で改善策を取ればいいのですが、そうもいかない場合もあります。
片頭痛は吐き気をともなうことがあります。ひどいと本当に嘔吐してしまう方もいるくらいです。
なかなか頭痛が治らない場合も同じです。
少しの対策では治らないほどの重度の片頭痛であったり、もしかするとほかに病気が隠れているかもしれません。
頭痛を感じると、つい頭痛薬や鎮痛剤に頼りたくなるかもしれません。
でも産後は普段と同じ薬を使って良いとは限りません。
薬を使用したいと思ったら、お医者さんに相談することをオススメします。自己判断で普段と同じ薬を飲むことはおすすめできません。
産後の頭痛といってもさまざまな原因があることがおわかりいただけたと思います。
症状や思い当たる原因から、改善策を試してみてください。もちろん症状がひどい場合や、なかなか治らない場合などは病院にかかることも必要です。
耳を傾けて、しっかり体を休めたり、ときには心も一緒に休ませてあげましょう。
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